会長ご挨拶

会長 酒井 秀夫
会長 酒井 秀夫

ごあいさつ

 このたび熊崎実前会長のあとを受け継いで、弊会会長に就任いたしました。

 熊崎前会長は、前身の木質バイオマスエネルギー利用推進協議会を立ち上げられ、ここまで日本のバイオマス利用をけん引してこられました。ご努力とご労苦に敬意を表します。熊崎先生は、バイオマスでご高名ですが、小職にとっては、「林業経営読本」(1989)が強烈な印象として残っています。プラザ合意でそれまでの1ドル240円が一気に120円になり、日本林業が坂道をころがり落ち始めて行先を見失ったときに上梓され、当時の旧態とした林業に対して、新たな経営的視点に立った斬新な内容で、随分と勉強させていただきました。その内容は今でも十分に新鮮です。「経済的な効率性ばかりを追い求め、まず何よりもいい山を造るという林業経営の基本的な視点を欠いていた」という言葉で同書を締めくくられておられますが、まさにその延長線上に今のバイオマス利用があらねばならないと思います。

 バイオマスという用語は当時物質循環としての陸上バイオマスの概念が強く、世間には十分認知されていませんでしたが、木質バイオマスとの初めての出会いは、2002年デンマークで、チップハーベスタを目の当たりにし、地域熱供給設備(DHP)、廃棄物を含む熱電供給システム(CHP)が市民社会にすっかり根付いているのを見たときです。あれから15年、定年退職を機に弊会会長にお誘いを受けました。今まで伐出作業システムや木材供給システムの研究に取り組んでおりましたが、木質バイオマスは天命と思っております。木質バイオマスが社会に根付き、事業として持続的、安定的に成り立つように努力してまいりますので、よろしくご支援、ご協力お願い申し上げます。

2017年6月9日
一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会
会長 酒井 秀夫

 

 

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