発電施設 導入のポイント

 木質バイオマスを発電施設で導入する際に、重要となるポイントとして、「木質バイオマス燃料」「資金・コスト」「法令」などが挙げられます。

木質バイオマス燃料

導入する機器と燃料のマッチングを明確にする

発電施設に導入する設備の中には、燃料の形状や水分(%)(燃料に含まれる水分の割合)などに制限があるケースがある

投入する燃料(間伐材等、一般、建設廃材)の性質に見合った設備を導入する

燃料の供給体制を整備する

発電事業は基幹事業であるため、燃料の不足に陥らない体制を作っておく

木質バイオマス燃料の特性を理解し、燃料の供給計画に配慮する

関係者との調整を十分図る


資金・コスト面

投入する燃料(間伐材等、一般、建設廃材)ごとに、売電価格は異なる

実情に見合った計画を立てる

「燃料の供給能力」 「発電事業における定格出力」等を勘案する

発電所の立地場所によっては、 費用負担が増大するケースがある

立地条件に見合う場所を選定する

立地の際に検討すべき事項

  • 「燃料調達面」
  • 「環境保全・地域環境面」
  • 「送電面」等

法令関連

発電施設の運営には、電気事業や環境、廃棄物対策などの対応が必要となる

木質バイオマス施設導入に関わる主な法令

  • 廃棄物の処理及び清掃に関する法律
  • エネルギーの使用の合理化に関する法律
  • 大気汚染防止法
  • 騒音規制法
  • 振動規制法
  • 消防法
  • 労働安全衛生法
  • 建築事業法  など

木質バイオマス発電を行う際に関わる法律

  • 電気事業法
  • 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置

含水率と水分(%)について

 固形燃料に含まれる水分の量を表す数値として、一般的に「含水率」(%)が用いられています。
 含水率の表示法には、『乾量基準』と『湿潤基準』の2種類があります。
 同じ含水率でも木材の場合、形状や寸法を重視する材料利用分野では乾量基準が、形状よりも量を重視する原料利用分野では、湿潤基準が用いられています。
 木質バイオマス燃料を使用する場合は、湿潤基準の含水率を使用するので、区別を図るため、このパンフレットでは、『水分(%)』を用いています。

乾量基準

燃料中の水分が全くない状態の重量(全乾重量)に対する水分の重量(水分重量)の比

湿潤基準 =水分(%)

水分を含めた燃料全体の重量に対する水分重量の比


  • 乾量基準=水分重量 / 全乾重量×100(%)
  • 湿潤基準=水分重量 / (水分重量+全乾重量)×100(%)

動画:木質バイオマスエネルギー ~日本の森林を活かして 地球温暖化を救え!~