平成27年度木質バイオマスエネルギー利用動向調査

 本調査は、林野庁において2016年に実施され、2017年1月に公表されたものです。木質バイオマス(木材チップ、木質ペレット、薪、木粉(おが粉)等)のエネルギー利用動向を把握し、木材利用の推進、木材の安定供給、地域振興など森林・林業施策の推進等を目的に、木質バイオマスを利用している発電施設等を対象に行われました。この資料は、調査結果の内容を分かり易く理解していただくために、当協会で原データを加工し、グラフ等により可視化して掲載しています。

木質バイオマスエネルギー利用動向調査 目 次

1. 木質バイオマスエネルギー利用事業所に関する項目

1-1.業種別木質バイオマスエネルギー利用事業所数

 バイオマス利用事業所とは、木質バイオマスエネルギーを利用している発電機及びボイラーを有する全ての事業所で1316事業所となっています。事業所の43%を製造業が占め、次いで生活関連サービス・娯楽業が12%、医療福祉業8.2%、農業7.4%と続いています。業種別の内訳では「製材業、木製品製造業」が20.0%で最も多く、続いて「一般公衆浴場業、その他の公衆浴場業(温泉)」が9.6%、「老人福祉、介護事業、障害者福祉事業」が5.3%です。

1-2.業種別平均初期投資額

バイオマス施設等に投資された業種別初期投資額は100,958万円で、業種別では「電気・ガス・熱供給」が最大で1,411,739万円、次いで「化学工場」が836,154万円、「パルプ・紙・紙加工品製造業」が365,897万円です。上位3業種を除いた平均初期投資額は13,242万円となっています。

初期投資額とは、発電機本体、ボイラー本体、付帯設備(建屋、配管等)の他、導入に当たって取得した土地の購入費用並びに工事費用の他、調査期間内に発電設備を更新した場合の金額も含みます。

1-2.業種別平均初期投資額・更新額

 調査期間(2015年1月1日~12月31日)内にバイオマス施設等に投資された業種別平均更新額の総数は67,612万円です。業種別では「電気・ガス・熱供給」が最大で65,298万円、次いで「パルプ・紙・紙加工品製造業」が56,366万円です。

調査期間内に発電機本体、ボイラー本体、付帯設備(建屋、配管等)及び、導入に当たって取得した土地の購入費用並びに工事費用の他、調査期間内に発電設備を更新した場合の金額も含みます。

1-3.業種別灰の処理方法別事業所数

 木質バイオマスの燃焼後に発生した灰の処理方法別事業所数は、「産業廃棄物として処理」が663事業所(同50.4%)、「農業用に使用」が323事業所(24.5%)などで、全体の75%です。業種別の事業所数は「製造業」の43%、次いで「生活関連サービス・娯楽業」が12%です。

動画:木質バイオマスエネルギー ~日本の森林を活かして 地球温暖化を救え!~